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冬の健康リスクを断つ:家庭内に潜む最大の脅威「ヒートショック」から家族を守る

目次

              1、交通事故よりも深刻な現実。ヒートショックが招く危機

              2、ヒートショックを防ぐ秘訣:家全体の「温度のバリアフリー

              3、株式会社HAMAYAが「高性能窓」の普及促進に努める理由

              4、命を守る「暖かい家」への第一歩を



~交通事故死者数を超える現実と、高性能窓がもたらす命の断熱~


木枯らしが吹き始め、朝晩の冷え込みが厳しくなる季節がやってきました。冬の到来とともに、私たち窓サッシ販売のプロが最も警戒し、皆様に強くお伝えしなければならないことがあります。
それは、「ヒートショック」という、家庭内に潜む最大の健康リスクについてです。
「家の中が寒いのは仕方のないこと」「お風呂に入ればすぐに温まるから大丈夫」
もし、そう思われているとしたら、それは非常に危険な認識かもしれません。今回は、株式会社HAMAYAが、冬の健康リスクとその具体的な解決策について、プロフェッショナルの視点から深く掘り下げてお話しします。

1.交通事故よりも深刻な現実。ヒートショックが招く危機

皆様は、日本国内で「ヒートショック」に関連して亡くなられる方が、年間どれくらいいるかご存じでしょうか。
警察庁のデータによると、2023年の交通事故による死者数は2,678人でした。これに対し、ヒートショックに関連した入浴中の急死者数は、推計で年間19,000人以上とも言われています。
つまり、交通事故で亡くなる方の約7倍以上の方が、もっとも安全であるはずの「家の中」で命を落としているというのが、日本の冬の深刻な現実なのです。

ヒートショックとは?
ヒートショックとは、急激な温度変化に体がさらされることで血圧が大きく変動し、心臓や血管に過度な負担がかかる健康被害のことです。
【ヒートショック発生のメカニズム】
暖かい部屋から寒い場所へ移動(脱衣所・廊下)
急な寒さに体が対応しようと、血管が収縮し、血圧が急激に上昇します。
熱い浴室や浴槽に入る:
熱により血管が拡張し、血圧が急激に下降します。
この血圧の激しい乱高下が、心筋梗塞や脳卒中、あるいは失神による溺死といった重大な事故を引き起こします。特に高齢者だけでなく、生活習慣病を持つ方や、温度差の大きい家に住む全ての方にとって他人事ではありません。

2.ヒートショックを防ぐ秘訣:家全体の「温度のバリアフリー」


ヒートショックを根本的に防ぐための秘訣は、家の中の温度差をなくすこと、すなわち「温度のバリアフリー」を実現することに尽きます。
日本の住宅は、特に旧耐震基準の建物において断熱性能が不十分なケースが多く、リビングや寝室以外の廊下、トイレ、脱衣所が外気温に近い「非居室」と化してしまいます。この温度差こそが、ヒートショックの最大の原因です。
温度のバリアフリーを実現するための対策は、「新築」と「リフォーム」の段階で具体的なアプローチが異なります。
【新築編】「高断熱」を標準仕様にする
これから家を建てる方は、初期投資を惜しまず、以下の高度な断熱基準を採用することを強くお勧めします。
目標設定の重要性:
最低でも「ZEH(ゼッチ)基準」を満たし、さらに高性能な住宅を目指す団体HEAT20が定める「G2(グレード2)」以上の水準を標準としてください。断熱等級で置き換えると等級6相当となります。G2レベルの断熱性能を持つ住宅は、冬場でもリビングと非居室の温度差が小さく、血圧が急変するリスクを大幅に軽減できます。
高性能窓は絶対条件:
住宅の熱は、約58%が窓やドアといった開口部から出入りします。どんなに壁に厚い断熱材を入れても、窓の性能が低ければ、熱が筒抜けになってしまいます。
新築において当社が推奨するのは、熱伝導率の低い樹脂サッシや、空気層を挟んだガス入りLow-E複層ガラス、またはトリプルガラスの採用です。
LIXIL=TWサッシ、YKKAP=APW330またはAPW430、三協立山=エスティナ
高性能窓は、導入コスト以上の健康メリットと、ランニングコスト削減という形で半永久的な恩恵をもたらします。
【リフォーム編】「部分断熱」で費用対効果を最大化する
既存の住宅にお住まいで、建て替えが難しい場合でも、ヒートショック対策は可能です。最も費用対効果が高く、短期間で実施できる対策は、「窓」と「水回り」に絞った断熱リフォームです。
㊙秘訣1:内窓(二重窓)の設置
リフォームにおいて、これほど劇的に室内の環境を改善できる工事は他にありません。既存の窓の内側にもう一つ窓を設置する「内窓(二重窓)」は、以下の効果を発揮します。
LIXIL=インプラス、YKKAP=マドリモ、三協立山=プラメイク
断熱性の飛躍的向上: 窓と窓の間に空気層が生まれることで、熱の出入りを遮断し、部屋全体の温度が安定します。
結露の防止: 窓ガラスの表面温度が外気の影響を受けにくくなり、カビの原因となる不快な結露の発生を防ぎます。
工事は1窓あたり数時間で完了することが多く、大掛かりなリフォーム工事が不要なため、すぐに効果を体感できます。
㊙秘訣2:脱衣所・浴室のゾーン断熱
ヒートショックが最も発生しやすい脱衣所と浴室をピンポイントで改善します。
脱衣所: 暖房器具と合わせて、脱衣所の窓を内窓化するだけでも、室温の急激な低下を大幅に防げます。
浴室: ユニットバス全体を高断熱仕様のものに交換するとともに、浴室にも高性能窓を設置し、熱を逃がさない構造に徹底的にこだわります。

3.株式会社HAMAYAが「高性能窓」の普及促進に努める理由


私たち株式会社HAMAYAは、単に建築資材を提供する会社ではありません。私たちは、お客様の「安心」と「健康」を守るための住環境づくりを使命としています。
なぜ、数ある建材の中で、特に高性能窓の普及促進に努めているのか。それは、窓こそが「住宅の弱点」であり、同時に「住環境改善の急所」だと知っているからです。
私たちが考える高性能窓は、ヒートショック対策という「命を守る機能」だけでなく、以下のような多岐にわたるメリットをもたらします。

のような多岐にわたるメリットをもたらします。

メリット

詳細

健康寿命の延長

温度差の低減は、血圧変動リスクを下げ、健康でいられる期間(健康寿命)を延ばします。

省エネ・節約

熱が逃げなくなるため、冷暖房の稼働率が下がり、光熱費を大幅に削減できます。

快適性の向上

冬は暖かく、夏は日射熱を遮断するため涼しく、一年中快適な室温を保てます。

カビ・ダニ対策

結露が減ることで、カビやダニの発生を抑制し、アレルギーリスクも低減します。

高性能窓への投資は、単なる「住宅設備への出費」ではなく、「将来の医療費や介護費用を減らすための健康投資」なのです。

4.命を守る「暖かい家」への第一歩を


ヒートショックは、日本の住宅が抱える「寒さ」という構造的な問題が生み出した、冬の深刻な健康リスクです。
しかし、適切な知識と対策があれば、このリスクは確実に減らすことができます。特に高性能窓は、新築でもリフォームでも、その効果がもっともわかりやすく、すぐに体感できる「命の断熱材」です。
私たち株式会社HAMAYAは、お客様一人ひとりの住宅環境とライフスタイルに合わせた最適な高性能窓を提案し、心身ともに暖かく、快適で安全な冬の暮らしをサポートいたします。
まずはご自宅の窓の現状を把握することから始めましょう。
「今年の冬こそ、家族をヒートショックの脅威から守りたい」
「わが家の窓リフォームでどれくらいの効果があるのか知りたい」
そうお考えの方は、ぜひ一度、当社の専門スタッフにご相談ください。高性能窓のプロフェッショナルとして、お客様の命と健康を守るための最適なプランをご提案させていただきます。
今年の冬は、暖かい家で、安心して新年を迎えましょう。

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